金花川重社長、鉄道車両「品質への信頼回復は最優先課題」強調 年頭あいさつ
- 2019/01/07
- 15:59
川崎重工業の金花芳則社長は、従業員向けの年頭のあいさつで「品質に対する信頼を取り戻すことは、現在の当社グループにとって最も優先すべき課題」と強調した。昨年2018年には、同社が製造した新幹線「N700系」の台車で製造の不備が明らかになったことで「強みと考えていた当社グループの品質に対する信頼を大きく毀(き)損」したと振り返った。
新幹線を含む鉄道の「車両事業」では、現場での品質管理体制を強化する動きが順調に進んでいると説明した。同事業が19年3月期まで2期連続で大幅な損失を計上する見込みであることについては、「車両事業再建委員会にて、再建に向けた取り組みを進めています」と言及。「早期に立て直しが図れるよう取り組んでいきます」と改めて意欲を述べた。
年頭のあいさつは、金花氏が話す動画を各事業所に配信し、事業所ごとに閲覧したという。あいさつの内容は川重が7日、報道関係者向けに明らかにした。(写真は川重本社が入居するビル=神戸市中央区)
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