トーホー、11月の売上高11.2%増 C&Cが18カ月ぶり前年比増

 トーホーが11日に発表した11月の売上高動向は、全店ベースで前年同月比11.2%増だった。9カ月連続で前年同月を上回った。主力の業務用食品卸売事業は昨年11月に買収したシンガポール、マレーシア事業の寄与もあり、4カ月連続で前年同月比で伸びた。さらに昨年買収した業務用調理機器のエフ・エム・アイが寄与したフードソリューション事業が前期比4.3倍と大幅に伸びた。

 キャッシュアンドキャリー(業務用食品現金卸売り、C&C)事業は0.7%増と、18カ月ぶりに前年同月を上回った。不採算店の閉店による店舗数の減少の影響は出たが、既存店ベースでは2.9%増と伸び率が拡大したのが寄与した。

 食品スーパーは0.8%減と小幅ながら3カ月連続で前年比減だった。6月にオープンした「かりばプラザ店」(神戸市西区)の寄与があったが、例年の11月よりも温暖で、鍋物料理に関する商品が振るわなかった。野菜相場が値下がりした影響もあった。既存店ベースでも前年同月比2.4%減だった。

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