シスメックス株が急反発 最近の下げ銘柄に見直し買い、ワールドも高い
- 2018/11/30
- 17:02
30日の東京株式市場ではシスメックス(6869)が急反発した。終値は前日比379円(6.68%)高の6049円と、東証1部の値上がり率ランキングで14位になった。一時は6105円まで上昇した。日経平均株価が6日続伸するなど相場全体が戻りを試すなかで、最近の下げ銘柄に見直し買いが入った。同社株は6月25日に付けた年初来高値(1万1110円)から前日終値(5670円)まで半値近くに下落していたため、値ごろ感が意識されやすかったもよう。
米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が28日の講演で、利上げ打ち止めの時期が近づいていると示唆して以来、海外投資家によるリスク回避的な売りが後退したとの見方が浮上。市場関係者の間では、「来期の世界景気が従来想定ほど悪化しないとみて、業績の悪化を嫌気して売られていた銘柄などに買い戻しが相次いだ」との解説も聞かれた。シスメックス株は7日に2019年3月期の業績予想を下方修正して以来、下げが加速していた。
このところ下げが目立っていた銘柄ではワールド(3612)も大幅に反発した。終値は前日比120円(6.47%)高の1975円と、東証1部の値上がり率ランキングでシスメックスに次ぐ15位だった。
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