ノザワが大幅続落 今期予想を下方修正で年初来安値
- 2018/11/09
- 17:45
9日の東京株式市場ではノザワ(5237、2部)が大幅続落した。終値は前日比67円(5.69%)安の1111円だった。一時は1085円まで下落。10月30日に付けた1111円を下回り、およそ1週間ぶりに年初来安値を更新した。午前の取引時間中に2019年3月期の業績予想を下方修正したと発表したのを受けて、下げ幅を拡大する展開になった。今期の純利益が一転して減益予想になったのを嫌気した値動き。
今期の連結純利益は前期比4%減の18億円になる見通し。従来予想は22%増の23億円だった。主力の押出成形セメント板「アスロック」の販売は順調だが、物流費や原材料価格の上昇が利益を圧迫する。ただ、建設需要が当面は旺盛で建設資材の需要も好調に推移するとみられるなか、「コスト増を製品の販売価格に転嫁する動きが広がりやすい」(市場関係者)と値上げへの期待感も聞かれた。
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