MORESCOが後場急伸、ストップ高 「異種材料接合」共同研究で期待感
- 2020/09/25
- 19:16
25日の東京株式市場ではMORESCO(5018)が急伸。後場中ごろから上げ幅を拡大し、大引けにかけて前日比150円高の1112円と制限値幅の上限(ストップ高)まで買い進まれた。この水準で5万8900株(指し値4900株、成り行き5万4000株)の買い注文を残して引けた。午後2時に大阪府立大、リガク(東京都昭島市)とMORESCOとの共同研究について発表したのがきっかけになった。「異種材料接合」に重要な材料の内部や接合される部分の構造などを非破壊検査法で解明したという。
MORESCOは、有機溶剤などを使わず樹脂を熱で溶かして接着する「ホットメルト接着剤」を製造。紙おむつなどの衛生用品や、自動車の内装材などで使われている。種類の異なる材料を接合するための方法の1つといえるが、こうした技術が金属やガラスなどにも幅広く応用できるようになることへの期待感は、株式市場でも大きいという。市場関係者から「収益への寄与が未知数だけに、大きな期待につながりやすい面もある」といった声も聞かれた。
▽関連コンテンツ
- 関連記事
-
- ノエビアHDが大幅安 利益確定売りで配当落ち幅超える下げ (2020/09/29)
- 六甲バター株が1年3カ月ぶり高値 家飲み需要で上振れ期待、目先「落ち」なく (2020/09/28)
- MORESCOが後場急伸、ストップ高 「異種材料接合」共同研究で期待感 (2020/09/25)
- シスメックス株が2年ぶり1万円回復 手術支援ロボ期待継続、目標株価上げとも (2020/09/24)
- 神栄が一時ストップ高 季刊誌発売で来期の収益改善に期待とも (2020/09/23)
広告
chevron_left
日本最大級の靴・サンダル展示会、10月は予定通り開催 5月は中止 home
神戸空港、8月の旅客数が68.2%減 新型コロナで夏休み需要減・7月比も減少
chevron_right