MORESCOが後場急伸、ストップ高 「異種材料接合」共同研究で期待感

20191231神戸株ワッペン

 25日の東京株式市場ではMORESCO(5018)が急伸。後場中ごろから上げ幅を拡大し、大引けにかけて前日比150円高の1112円と制限値幅の上限(ストップ高)まで買い進まれた。この水準で5万8900株(指し値4900株、成り行き5万4000株)の買い注文を残して引けた。午後2時に大阪府立大、リガク(東京都昭島市)とMORESCOとの共同研究について発表したのがきっかけになった。「異種材料接合」に重要な材料の内部や接合される部分の構造などを非破壊検査法で解明したという。

 MORESCOは、有機溶剤などを使わず樹脂を熱で溶かして接着する「ホットメルト接着剤」を製造。紙おむつなどの衛生用品や、自動車の内装材などで使われている。種類の異なる材料を接合するための方法の1つといえるが、こうした技術が金属やガラスなどにも幅広く応用できるようになることへの期待感は、株式市場でも大きいという。市場関係者から「収益への寄与が未知数だけに、大きな期待につながりやすい面もある」といった声も聞かれた。

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