六甲バタの1〜6月期、税引き益66%減 増収も減価償却費の増加で

20200808六甲バタ決算

 六甲バターが7日発表した2020年1〜6月期の単独決算は、税引き利益が前年同期比66%減の3億4500万円だった。自宅で過ごす時間が長くなったことで、家庭用チーズの販売が好調。同社全体として増収になった。だが19年4月に稼働した神戸工場(神戸市西区)などの減価償却費が増加し、大幅な減益になった。

 売上高は2%増の266億円、営業利益は56%減の7億2100万円になった。商品別の売上高は、チーズ部門が2.1%増の253億円、チョコレート部門が5.6%増の9億1400万円、ナッツ部門が20.9%減の3億3700万円だった。新型コロナによる臨時休校で給食がなくなったことで、業務用チーズとナッツが影響を受けた。

 20年12月期の単独業績予想は据え置いた。世界的に新型コロナウイルスの感染が再拡大しており、先行きが不透明であることから予想の据え置きを決めたとしている。税引き利益は前期比31%減の6億8000万円を見込む。

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