カルナバイオの1〜6月期、最終赤字3億9700万円 創薬事業で大幅減収
- 2020/08/08
- 05:22

カルナバイオサイエンスが7日に発表した2020年1〜6月期の連結決算は、最終損益が3億9700万円の赤字(前年同期は11億9500万円の黒字)になった。研究用の素材を販売する創薬支援事業は順調だったが、創薬事業が大幅減収。契約先の中国の製薬会社バイオノバから契約一時金を受け取ったが、期中の収入では創薬事業での研究開発費用などをまかなえなかった。
売上高は前年同期比76%減の5億7900万円、営業損益は3億7500万円の赤字(前年同期は14億円の黒字)だった。前年同期は米ギリアド・サイエンシズ社とのライセンス契約締結で、一時金約21億円を受け取っていた。分野(セグメント)別の売上高は、創薬事業が前年同期比97.5%減の5300万円、創薬支援事業が58.3%増の5億2600万円だった。
20年12月期の連結業績予想は据え置いた。最終損益は18億円の赤字(前期は8億2800万円の黒字)を見込む。
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