住友ゴムと東レ、車いす用「可搬型スロープ」共同開発契約 最軽量型の次世代版
- 2024/04/24
- 23:32
【神戸経済ニュース】住友ゴム工業(5110)と東レ(3402)は24日、車いす用「可搬型スロープ」の次世代モデルを共同開発する契約を結んだと発表した。車いす用の可搬型スロープは、車いすでも段差を乗り越えられるよう、段差の上と下の間に渡す板状の道具。販売中の機種は、東レが開発した炭素繊維複合材料(CFPR)を採用することで、JIS(日本工業規格)認証品では業界最軽量級の軽量化に成功した。共同開発によって新製品の検討段階から両社で情報を共有し、より高性能な次世代版の開発をめざす。
住友ゴム子会社のダンロップホームプロダクツが現在販売している可搬型スロープ「ダンスロープエアー2」は、東レのCFRPを採用。これによって剛性強度を確保しながら、初めて中空構造にすることができ、大幅な軽量化につながった。超高齢社会で介助負担を軽減するために、機材の軽量化は喫緊の課題だ。可搬型スロープは新素材の採用によって、持ち運びの負担を軽減した形だ。加えて車いすがスロープに乗り上げるときの衝撃も、従来品に比べて抑えることができた。
住友ゴム子会社のダンロップホームプロダクツが現在販売している可搬型スロープ「ダンスロープエアー2」は、東レのCFRPを採用。これによって剛性強度を確保しながら、初めて中空構造にすることができ、大幅な軽量化につながった。超高齢社会で介助負担を軽減するために、機材の軽量化は喫緊の課題だ。可搬型スロープは新素材の採用によって、持ち運びの負担を軽減した形だ。加えて車いすがスロープに乗り上げるときの衝撃も、従来品に比べて抑えることができた。
今回の共同開発では両社で設計・開発目標を共有し、最適な材料の選定、形状・設計シミュレーション、試作・評価も共同で実施。東レが持つ炭素繊維に関する解析や成形の技術も活用することで、より使いやすい製品開発をめざす。さらに車いす用可搬型スロープで蓄積したノウハウを、物流用台車のスロープ開発にも取り組みたい考えだ。
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