スカイマーク社長に本橋専務が昇格 三輪FDA前会長が社外取締役に

20240424スカイマーク本橋学氏

【神戸経済ニュース】神戸空港で最も乗り入れ便数が多いスカイマーク(9204)は、本橋学・取締役専務執行役員(48、写真=スカイマーク提供)が6月下旬に開催する定時株主総会後に社長へ昇格する人事を発表した。国土交通省出身の洞駿社長(76)は代表権を持つ会長になる。新型コロナウイルスの影響が後退し、新航空機の導入や路線網の拡大で一段の成長をめざすため、経営トップの若返りと、経営トップを支える経営豊富な人材を活用する。

 一方、投資ファンドのインテグラルからスカイマークの役員に就任した山本礼二郎会長(63)と、西岡成浩取締役専務執行役員(45)は退任する。スカイマークは2015年1月に民事再生法の適用を申請し、事実上の経営破綻に陥った。その後、投資ファンドのインテグラルがスカイマークに出資し、経営の立て直しを主導した。ただインテグラルは保有していたスカイマーク株を3月末までに全株売却していた。

 インテグラルが保有していた株式を引き受け、スカイマークの実質的な筆頭株主になった鈴与(静岡市清水区)の関係者では、同社参与でフジドリームエアラインズ(FDA、静岡市清水区)の社長と会長を務めた三輪徳泰氏(77)が社外取締役に就く。このほかFDAの役員経験がある、鈴与の浅井伸祐副社長も社外取締役に就任する予定だ。スカイマークは22日の取締役会で株主総会に提案する取締役の人事をきめ、同日発表した。

 本橋 学(もとはし・まなぶ)氏 1999年に一橋大法卒、興銀(現みずほ銀)入行。2005年にスカイマーク入社。14年10月に三井住友ファイナンス&リース入社、15年3月にスカイマーク執行役員、15年9月に専務取締役執行役員。埼玉県出身。

▽関連記事

関連記事

広告

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

広告

広告

広告

カレンダー

04 | 2024/05 | 06
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

広告

広告