ノーリツの今期、純利益14%増に下方修正 温水空調分野の回復遅れ

20171113ノーリツ決算グラフ

 ノーリツは13日、2017年12月期の連結純利益が前期比14%増の53億円になりそうだと発表した。従来予想の61億円から増益幅が縮小する。国内で温水空調分野の回復が遅れ、収益が当初の見込みを下回る見通しになった。海外では中国での販売が当初の想定に届かない見込み。

 売上高は1%増の2140億円、営業利益は22%減の70億円になる見通し。従来予想は2190億円、100億円だった。営業利益の内訳は国内42億円、海外28億円になる見込み。従来は66億円、34億円を見込んでいた。年32円(うち中間16円)の配当計画は維持した。

 同時に発表した17年1〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比23.8倍の24億円だった。前年同期に特別損失として計上した製品保証引当金がなくなり、同戻し入れ益を特別利益に計上した。売上高は1%増の1511億円、営業利益は30%減の31億円になった。

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