久元神戸市長「大阪湾全体の活性化テーマなら喜んで出席」 兵庫・大阪の知事会議

【神戸経済ニュース】神戸市の久元喜造市長は12日の定例記者会見で、昨年12月26日に兵庫県の斎藤元彦知事と大阪府の吉村洋文知事が会談し、神戸港と大阪港の一体運営を話し合うとして久元市長にも参加を呼びかけたことについて、久元氏は「斎藤知事から電話があった」と明かした。久元氏が斎藤氏と話したのは12月28日ごろといい、「事務方同士でよく連絡を取り合いましょうという趣旨の話だったと記憶している」という。

 そのうえで久元市長は「神戸港は神戸市が港湾管理者として責任を持って運用してきたのだから、港湾のあり方は突然、知事同士の協議会の場で議論するのではなく、港湾管理者が話すとか、たくさんの民間事業者も関わっているので、そうしたみなさんの話もうかがいながら、きちんと事務的に調整をしていくことが大事なのではないか」と語り、神戸市が中心的に関わる話が事前の打ち合わせなく出たことについて、やや不満もこぼした。加えて「一体的に運用するとか一元化という言葉があるが、その意味するところは必ずしも明確でない」とも指摘した。

 さらに斎藤知事と吉村知事による会合に出席するかを記者が聞くと、「港湾の話をするなら事前によく相談したうえで」と答えた。一方、2025年の国際博覧会(大阪・関西万博)に関する交通機関や水素を活用した温暖化対策、クルーズ船の誘致といった「大阪湾全体の活性化につながるようなテーマを議論するうえで、実際に港をあずかる神戸市や大阪市も参加したほうがいいというなら、喜んで参加する」と話していた。

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