日銀神戸支店、兵庫景気「緩やかに回復」据え置き 貸出金利は低下が続く

20170111日銀神戸支店90周年ロゴ

 日銀神戸支店が3日に発表した管内金融経済概況では、前月と同じ「緩やかに回復している」とする兵庫県景気の基調判断を据え置いた。日銀は前月、基調判断を「緩やかな回復基調を続けている」から基調判断を引き上げていた。個人消費は「底堅く推移している」としており、設備投資は「高水準で推移」。住宅投資は持ち直しているという。輸出も前月同様、持ち直していると見る。総じて景気全体の回復が続いているとの見方を改めて示した。

 金融面も引き続き緩和的に推移しているもよう。神戸支店の管内金融機関による貸出残高が前年比2.1%増加した。貸出約定平均金利も、6月は前月比で0.007%低い1.254%と2カ月連続で低下した。一方で預金残高は前年比2.7%の増加だった。

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