神戸製鋼の神戸発電所1号機、ばい煙濃度が神戸市との協定値を一時上回る

 神戸製鋼所は5日、同社が全額出資する発電子会社コベルコパワー神戸が運営する石炭火力発電所「神戸発電所」(神戸市灘区)の1号機で、ばい煙(ちっ素素酸化物=NOx)濃度が神戸市との環境保全協定で定めた数値を一時的に上回ったと発表した。計画休止を終えて再稼働する際、排気のNOxの濃度を下げるための手順に不備があったためとしている。

 神戸市との環境保全協定では、NOxの濃度が1時間平均24PPM(PPMは100万分の1)。計画休止を終えて再稼働すると、2日午後9時半〜10時半の平均が協定値を上回る60.4PPMになった。このため神戸市との環境保全協定に従って、速やかに発電設備を停止したという。大気汚染防止法で定める基準値200PPMは上回らなかった。

 再発防止策として不備があった手順を見直し、従業員への教育を実施した。協定値を上回り、設備を停止したことについては、環境保全協定に基づいて原因と対策を神戸市に報告。4日に改めて神戸発電所1号機を再稼働した。協定値を超えた時間帯を含め、神戸市が設置している環境測定局の測定値では、発電所周辺の大気にNOx濃度に高い値は見られなかった。

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