神戸製鋼、石炭火力発電所でばいじん排出超過の対策完了 7月1日に再稼働

 神戸製鋼所は29日、子会社のコベルコパワー神戸が運営する石炭火力発電所「神戸発電所1号機」(神戸市灘区)で、排ガス中のばいじん濃度が神戸市との環境保全協定で定めた数値を上回ったことへの対策が完了したと発表した。神戸製鋼は同日付で神戸市に書面で報告した。7月1日に再稼働し、同16日にも営業運転を再開する計画だ。

 同発電所は、数値が協定を上回ったことが判明した3月23日に運転を停止。4月13日に対策を発表していた。対策として示した、煙道内の排ガス温度を上昇させる熱交換器(ガスガスヒーター)の腐食していた部分の交換と、必要な部分の清掃を終えた。このため7月1日に、ボイラーに点火して再稼働することを決めたとしている。

 機器の調整や安全面の確認などを実施した後、11日に再びばいじん濃度を測定。問題なければ16日には営業運転に入る。その後も通常月1回のばいじん測定を、向こう1カ月間は週1回のペースで実施し、神戸市に結果を報告する予定としている。

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