カルナバイオ株、筆頭株主の小野薬が一部売却 「取引関係は継続」

 小野薬品工業が26日付で同社が保有するカルナバイオサイエンスの株式を一部売却したことが27日大引け後、小野薬が近畿財務局に同日提出した大量保有報告書を通じて明らかになった。小野薬はカルナバイオの筆頭株主で、従来カルナバイオ株の8.66%を保有していたが、売却して4.33%になった。ただ、19年6月期末時点の大株主の顔ぶれからみて、第2位株主であるSBI証券(2.79%)を上回り、筆頭株主にとどまったとみられる。

 カルナバイオは、コーポレートガバナンス(企業統治)を強化する一環で制作保有株の圧縮を進める一環と、小野薬から連絡を受けたと発表した。カルナバイオは小野薬との間に、創薬支援事業を通じてまとまった金額の取引があるというが、「取引関係は継続される」(IR担当者)としている。カルナバイオの2020年12月期の業績予想への影響もないとしている。

▽関連記事

関連記事

広告

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

広告

神戸経済ニュース twitter

広告

神戸経済ニュースについて

神戸経済ニュース

Author:神戸経済ニュース
「神戸を知ると世界が分かる」を合い言葉に、神戸の景気・企業・金融・経済政策などにまつわる話題を随時お伝えします。すべての記事がオリジナルです。

詳しくはこちら。

広告