川重、「ディビジョン制」で14事業に再編成 執行責任者の配置で責任明確化

20200227ディビジョン制

 川崎重工業は27日、従来は28に分かれていたビジネスユニットを、14のディビジョンに4月1日付で再編成すると発表した。各ディビジョンには業務執行責任者としてディビジョン長を配置。事業運営に関する責任を明確化。採算管理などを強化すると同時に、投資などの意思決定も迅速化する。ディビジョン長に業務運営に関する強い権限を与えることで、将来の経営者を育成するねらいもあるという。

 6つある社内カンパニーは維持し、その中の組織として2〜3のディビジョンを編成する。ディビジョン制の導入に合わせて、各カンパニーも組織再編する予定だ。ただ船舶海洋カンパニー、車両カンパニー。モーターサイクル&エンジンカンパニーでは組織の再編成は実施せず、カンパニープレジデント(カンパニー長)の下にディビジョン長を置き、それぞれ担当する事業の責任者になる。

 このほか4月1日付の人事異動と組織改革も発表。本社部門に「サステナビリティ推進本部」を新設。リスク管理やCSR(企業の社会的責任)を担当する部署で構成し、環境面でも社会的にも事業の持続可能性を高める機能を強化する。

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