1月の神戸港、輸出入総額が5.1%減 「第1段階」合意も米中向け輸出減が続く

20200219貿易統計グラフ

 神戸税関が19日発表した1月の貿易統計(速報)によると、神戸港を通じた輸出入総額は前年同月比5.1%減の6508億円と大幅に減少した。4カ月連続で前年同月を下回った。米中貿易摩擦を巡って両国は1月15日に「第1段階」の合意文書に署名を交わすなど、対立は軟化に向かった。だが、日本から両国への輸出は伸びなかった。一方で、欧州連合(EU)各国への貿易は回復が続いた。

 輸出額は9.4%増の3582億円だった。米国やインドネシア向けなどの建設用・鉱山用機械が42.4%減と大幅に減少した。香港やシンガポール向けの原動機や、中国やイスラエル向けの半導体製造装置も減った。地域別では中国向けが17.3%減、米国向けは12.6%減。もっとも中国向けは今年は春節(旧正月)の休日が1月24日からと前年(休日は2月1日から)よりも早かったのが影響した面もある。EU向けは5.6%増と4カ月ぶりに前年比増だった。

 輸入額は前年同月比0.8%増の2926億円だった。イタリアやセルビアからの加熱式を中心としたタバコの増加が目立った。ドイツなどからの医薬品と、オランダからの鉄スクラップなど「金属鉱およびくず」の輸入額は、1月としては過去最高を記録した。一方、電池材料などの無機化合物、非鉄金属などの輸入が減った。地域別では米国からが12.3%減、中国からは7.6%減と目立って減少した半面、EUからの輸入はタバコや医薬品の増加で32.3%増と3カ月連続でプラスだった。

 輸出入額の合計を地域別にみると、中国は12.2%減の1509億円、米国は12.5%減の940億円、欧州連合(EU)は19.6%増の1220億円だった。平均為替レートは1ドル=109円30銭と、前年同月に比べ17銭の円高・ドル安だった。

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