開館初日の「コンサート」再現 25周年迎える六甲オルゴールミュージアム

20190626オルゴールミュジアム25th

 阪急阪神ホールディングス傘下の六甲山観光(神戸市灘区)は7月21日、この日に開館25周年を迎える六甲オルゴールミュージアムで、開館日に開催した同館で初めての「オルゴールコンサート」を再現する。館蔵の機材や演奏できる曲目が現在に比べて限られる中で、どのような曲を演奏したのか節目の日に振り返り、来館者に25年間の感謝の気持ちを伝える。この日は入館料も開館当時の価格に引き下げる。(写真は開業当初のオルゴールコンサートの様子=六甲山観光提供)

 六甲オルゴールミュージアムは1994年に開館。オルゴールコンサートを再現するにあたり、残っていた当時の資料を調査したり、当時から勤務するミュージアムの職員から話を聞いたりして、使った機材や演奏した曲目を調べた。使用したのは1880年ごろにスイスで作られた「サブライム・ハーモニー」、1900年ごろ米国で作られた「オーケストラル・レジーナ6型」などであることが判明した。

 演奏したのはワーグナーのオペラ「ローエングリン」から「婚礼の合唱」、ロッシーニのオペラ「ウイリアム・テル」から「序曲」など。曲名は知らなくても、誰もがメロディーを歌える親しみやすいクラシック音楽をオルゴールで楽しめる。当日は午前10時から午後4時までの毎正時から、約20分のプログラムでオルゴールを演奏する。

 この7月21日に限っては、中学生以上の大人料金を800円(通常1030円)と開館当時の入館料にする。4歳以上の小人料金は、通常510円を無料にする。さらに希望する入館者には館内展示を背景に、カメラマンが無料で記念写真を撮影。真夏でも都心より少し涼しい六甲山に、家族や友人らと訪れるきっかけになりそうだ。

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