カルナバイオ、今期最終赤字12億円に拡大 マイルストーン後ずれ

20181221カルナバイオ業績予想修正

 カルナバイオサイエンスは20日、2019年12月期の連結最終損益が12億円の赤字(前年同期は7億3700万円の赤字)になりそうだと発表した。従来予想である7億5800万円から赤字幅が拡大する。当初は今期に見込まれていた創薬事業での進捗に応じた報奨金(マイルストーン)収入が来期にずれ込み、減収の影響で赤字幅が広がる。

 売上高は前期比15%増の7億5300万円、営業利益は11億円の赤字(前期は6億7900万円の赤字)を見込む。従来予想は11億円、6億円の赤字だった。開発中の「SRA141」が第1相臨床試験の最初の患者に投与された時点で400万ドル(約4億4500万円)のマイルストーンが支払われるが、これが来期になる見込みになった。

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