阪神高速湾岸線、西伸部を今秋にも着工 井戸知事「ビューポイント作って」

20180703井戸知事記者会見

 兵庫県の井戸敏三知事は3日の定例記者会見で、阪神高速道路会社が早ければ今秋にも阪神高速湾岸線の西伸部(神戸市東灘区の六甲アイランド北〜長田区駒栄)に着工する見通しを説明した。前日に東京都内で開いた、関西圏の高速道路で未整備区間の早期着工を求める国会議員連盟の総会で、説明があったと井戸氏が話した。用地買収など準備が整い次第、西端である駒栄地区から着工するという。

 阪神高速湾岸線の西伸部は全長14.5キロメートル。片側3車線(上下6車線)の道路を建設する予定だ。総工費は約5000億円が見込まれ、このうち半額は有料道路としての収入を充てる。残りの半額は国や自治体などの公共事業とする。昨年末には地上部や海上部の地質調査に着手していた。完成までには10年程度かかるとみられるが、井戸氏は「できるだけ早く整備するようにお願いしています」と話した。

 さらに井戸氏は、「せっかくなのでビューポイントの整備をしてほしい、(早期完成と)あわせて議連の国会議員と国交省にお願いした」と話した。整備する区間内には、豪華客船などが通過できるよう明石海峡大橋並みの高さを持つ大きな高架橋が整備される見込み。こうした巨大な建築物や、神戸港や六甲山の景観を生かした道路整備を求めたという。

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