神戸製鋼株が続伸 今期減益見通しも市場予想上回り

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 1日の東京株式市場では神戸製鋼所(5406)が続伸した。終値は前週末比18円(1.59%)高の1150円だった。一時は1151円まで上昇した。前週末4月27日の取引終了後に発表した2019年3月期の連結業績予想では、純利益が前期比29%減の450億円になる見通し。ただ、市場予想(380億〜390億円程度)を上回る見通しだったのを好感した買いを集めた。

 同社は昨年10月に発覚したアルミ・銅の品質検査データ改ざん問題を受け、対策費用や販売減などの影響が100億円の利益押し下げ要因になると想定した。ただアルミ・銅分野に加え、鉄鋼分野でも自動車向けなどに製品の需要は好調で、影響が想定よりも縮小する期待感がちらついたとの指摘もあった。鉄鋼や海運といった市況関連を物色する動きも追い風になったようだ。

 同業では新日鉄住金(5401)、JFE(5411)もそろって上げた。

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