1月の兵庫県一致指数、2カ月連続で悪化 基調判断「横ばい局面」据え置き

 兵庫県が30日に発表した1月の景気動向指数(兵庫CI、2010年=100)速報値は、景気の現状を示す一致指数が前月比0.9ポイント低下の113.3と、2カ月連続で悪化した。実質百貨店販売額や鉱工業生産指数などの悪化が響いた。一致指数の動きだけから判断する景気の基調判断は前月の見方を据え置き、2カ月連続で「横ばい局面(下方への局面変化)を示している」との見方を示した。

 数カ月先の景気を示す先行指数は前月比12.6ポイント低下の99.3と、2カ月ぶりに悪化した。鉱工業製品在庫率指数の上昇や、新規求人数、新車新規登録台数の減少などが影響した。

 内閣府は20日に1月の全国の景気動向指数(CI、2010年=100)改定値を発表。景気の現状を示す一致指数は前月比4.8ポイント悪化の114.9と、4カ月ぶりに悪化した。内閣府は国内景気について「改善を示している」との基調判断を据え置いた。

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