住友ゴムが反落、約6%下落 今期純利益が微減の見通しに失望感
- 2024/02/14
- 19:59
終値 1665円50銭 -106.0(-5.98%)
【神戸経済ニュース】14日の東京株式市場ではタイヤ大手の住友ゴム工業(5110)が反落。後場に入って下げ幅を拡大し、大引け間際には前日比108円安の1663円50銭まで下落した。後場の取引時間中に2023年12月期決算を発表。同時に示した業績予想は、連結純利益(国際会計基準)が前期比微減の370億円になる見通しとした。市場予想の平均(390億円前後)を下回ったうえ、小幅でも減益の会社予想に失望感から売りが膨らんだ。
売上収益、利益ともほぼ前期並みを見込む。オールシーズンタイヤなど高機能タイヤの比率が拡大して採算は改善するが、米国での生産能力を拡充する設備投資などで営業費用が増加する。海外での人件費高騰によるコスト増の影響も重しになり、原材料高の一服や海上運賃の下落では補いきれない見通しという。
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