トレーディアの4〜12月期、純利益42%減 海上運賃下落・混載事業の需要減で

20240214トレーディア

【神戸経済ニュース】港湾運送のトレーディア(9365)が14日に発表した2023年4〜12月期の連結決算は、純利益が前年同期比42%減の3億0100万円だった。コンテナ不足の解消に伴って海上運賃が大幅な下落したことで、混載(フォワーダー)事業の需要が縮小した。円安によって雑貨の輸入が減少し、輸入部門が損失を計上したのも響いた。投資有価証券売却益1億900万円を特別利益として計上したが、補えなかった。

 売上高に相当する営業収入は27%減の114億円、営業利益は61%減の1億6500万円だった。事業部門(セグメント)別の営業収入は、「輸出部門」が6%減の18億円、「輸入部門」が3%減の37億円、混載事業を含む「国際部門」が42%減の56億円、「倉庫部門」が4%減の1億0100万円だった。国際部門は運賃下落に加え、取扱量も14%減少したことで39億円の減収だった。

 24年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は42%減の3億円を見込む。純利益は12月までに通期予想を上回ったが、「輸入部門」「輸出部門」が想定をやや下回って推移するなど、事業環境には不透明感が残るとして業績予想の見通しを見送った。営業収益は14%減の170億円、営業利益は37%減の2億8000万円になる見通し。

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