シャルレの4〜12月期、最終黒字6億6200万円 子会社事業の再編で採算改善

20240213シャルレ

【神戸経済ニュース】レディースインナー(婦人下着)の訪問販売が主力のシャルレ(9885)が13日に発表した2023年4〜12月期の連結決算は、最終損益が6億6200万円の黒字(前年同期は4億4400万円の赤字)になった。シャワーヘッドを販売する子会社の金属加工事業を切り離すなど、事業再編を23年4月1日付で実施したうえ、同時にコスト削減も進めたことで採算が改善した。前年同期に希望退職を実施したことによる特別損失の計上もなくなった。

 売上高は前年同期比1%増の103億円、営業利益は75%増の6億5900万円だった。売上高は値上げ実施直後の6月に駆け込み需要の反動が表れたが、9〜11月に販売代理店などのビジネスメンバー向けに開催した販売コンテストが寄与した。自社の化粧品ブランド発売20周年を記念した限定商品の発売と販促キャンペーンで、化粧品が好調に推移したのも寄与した。

 24年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は3億1000万円の黒字(前期は7億4000万円の赤字)の見通しとしている。23年12月までの実績は通期予想を大きく上回ったが、「1〜3月期は婦人下着の売上高が最も小さくなる季節とあって、在庫評価を保守的に見積った」(経理部)。さらに4月に予定する本社移転の費用などについても精査中としており、これも現時点で業績予想の修正を見送る理由になったとしている。

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