住友ゴム、AI車両故障予知の米ベンチャーに出資 「センシングコア」で共同実証

20240111住友ゴム出資

【神戸経済ニュース】タイヤ大手の住友ゴム工業(5110)は10日、人工知能(AI)を使った車両故障予知システムである米ベンチャーのバイアダクト(カリフォルニア州)に出資したと発表した。同社とは昨年からリアルタイムで車両の状態を把握する実証実験を共同で実施しており、出資で関係強化をねらう。住友ゴムの山本悟社長(写真左)と、バイアダクトのハッラーク最高経営責任者(CEO、同右)が、米ラスベガスで開催している世界最大級のハイテク技術見本市「CES2024」会場で発表した(写真は住友ゴム提供)。

 出資額、出資比率などは明らかにしていない。バイアダクトはAIを活用してタイヤ以外の車両部品の故障を予知する車両故障予知ソリューションサービスで実績がある。住友ゴムが展開をめざす、タイヤ自体をセンサーの代わりにして多様な情報を取得する次世代技術「センシングコア」と連携することで、車両全体の状態をつかむことができる。走行時の安全性向上や、車両稼働率の向上、車両のメンテナンスコスト削減などが期待できるという。

 住友ゴムとバイアダクトは昨年8月、リアルタイムで車両の状態を把握する実証実験を共同で始めたと発表していた。運送業など自動車を多く使う事業者や、自動車メーカーなどの課題解決につなげたい考えとしている。

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