フェリシモの3〜11月期、最終赤字6億5700万円 平均単価・のべ顧客数が減少

20240111フェリシモ

【神戸経済ニュース】カタログ通販大手のフェリシモ(3396)が11日に発表した2023年3〜11月期の連結決算は、最終損益が6億5700万円の赤字(前年同期は5億6900万円の黒字)だった。消費者の外出機会が増えたほか、物価高で可処分所得が減るなど外部環境が悪化。平均単価、のべ顧客数がともに減少したのが響いた。為替差益などによる営業外収益2億3400万円を計上したが、補えなかった。

 売上高は前年同期比9%減の218億円、営業損益は7億6400万円の赤字(前年同期は3億5700万円の黒字)になった。新たな人気商品が生み出せなかったことや、広告で商品価値を十分に引き出せなかったのも減収要因という。出荷数の減少で商品送料などは減少したが、採用人数を増やして社員数が増加したほか、次世代ウェブシステムの基盤整備を目的としたソフトウエア投資を継続。このため販管費が123億円と、ほぼ前年同期並みだった。

 24年2月期の連結業績予想は据え置いた。最終損益は8億7300万円の赤字(前期は3億2700万円の黒字)を見込む。引き続き東京・上野駅構内の常設店といった実際の店舗でのマーケティングなどで顧客基盤の拡大、顧客との継続的な関係構築をめざす。売上高は6%減の303億円、営業損益は9億5800万円の赤字(前期は3億1000万円の黒字)の見通し。

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