MORESCO、中国・無錫市の関連会社を連結対象に 負ののれん益2.85億円など

【神戸経済ニュース】特殊潤滑油など化学品を製造販売するMORESCO(5018)は9日、中国の江蘇省無錫市にある子会社「無錫徳松科技」を連結対象にすると発表した。このことでMORESCOは2023年3〜8月期に、段階取得による差損3400万円を特別損失に、負ののれん発生益2億8500万円を特別利益にそれぞれ計上する。

 区画整理事業に伴う中国政府による土地収容が当初の見込みより早まり、無錫徳松科技が補償金を受け取ることで、MORESCOは23年3〜11月期に1億1500万円の持ち分法による投資利益を計上する見込みになった。このため無錫徳松科技の重要性が高まったと判断し、同社を連結対象に組み入れる。

 無錫徳松科技は現地企業との合弁で特殊潤滑油とホットメルト接着剤を製造してきた関連会社だったが、区画整理事業で立ち退きが決まったのを機に合弁を解消。MORESCOが全額出資する子会社になっていた。ただ合弁解消を決めた8月時点では、生産を浙江省海寧市の新会社に移管したこともあり、従来通り関連会社としてあつかう方針を表明していた。

 今回の特別損益、持ち分法による投資利益に加え、他の要因なども含めて現在、連結業績予想を精査中としている。同社は15日に23年3〜8月期の決算発表を予定している。

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