阪神燃、メタノールエンジンなど試験運転の研究棟完成 投資総額5.2億円

20231226阪神燃播磨研究棟

【神戸経済ニュース】船舶用エンジンを製造する阪神内燃機工業(6018)は25日、同社の播磨工場(加古郡播磨町)内で建設していた「播磨高度研究棟」(写真=阪神燃提供)が完成したと発表した。開発中のメタノールエンジン「LA28M」の開発に向け、燃焼試験に利用するのを目的に建設した。さらに水素、アンモニアなど新燃料の研究や、開発用エンジンを試験運転する場として活用する。総投資額は5億2000万円。

 商船三井(9104)と傘下の商船三井内航、田渕海運(大阪市中央区)、新居浜海運(愛媛県新居浜市)、村上秀造船(愛媛県今治市)に加えて阪神燃の6社は3月、メタノールを燃料として使用するエンジンを搭載した内航タンカーの建造を決めたと発表していた。このうちエンジンの開発・製造を阪神燃が担当する。1000馬力である今回の主機関のほか、異なる出力のメタノール・エンジンを開発するのにも、今回の研究棟を活用する見通しだ。

 24年1月の稼働を予定する。防爆仕様の鉄骨造2階建て。高さ12.2メートル、建築面積202.58平方メートル。

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