阪神内燃機工業、主機関の製造1万2000台に到達で式典 同社播磨工場で

20230622阪神燃式典

【神戸経済ニュース】船舶用エンジン(主機関)を製造する阪神内燃機工業(6018)は22日午前、1918年(大正7年)の創業以来、製造した主機関の台数が1万2000台に到達したのを祝う式典を同社の播磨工場(播磨町)で開催した。式典であいさつした木下和彦社長は、「1万2000台の達成をさらなる成長に向けた通過点と位置付け、環境に対応した主機関を届けられるよう全社を挙げて取り組んでいく」と語った。(写真は記念撮影する式典の出席者ら)

 1万2000台目の主機関は「LH38L型」といい、同社が得意とする低速4サイクルエンジンだ。内航コンテナ船に搭載する。このエンジンを使う船舶の船主になる井本商運(神戸市中央区)の井本隆之社長と、同船舶を建造する造船会社である小池造船海運(広島県豊田郡大崎上島町)の小池英勝代表には、阪神燃の社員から花束を渡した。井本社長がボタンを押してエンジンを始動させて試運転が始まると、くす玉を開いて1万2000台目も無事に始動したことを祝った。

 阪神電気鉄道や日本毛織の創設に携わり、湊川隧(ずい)道の建設にも加わった小曽根喜一郎が、漁船の石油発動機を製造するために設立した「阪神鉄工所」が現在の阪神内燃機工業だ。初代社長は喜一郎の長男である小曽根貞松が務めた。1929年にディーゼルエンジンの製造販売を開始。戦後、1955年に株式を大阪証券取引所へ上場。1965年に旧木下鉄工所と合併した。

 現在の社名は1944年から。主機関の製造が1万台に到達したのは1996年2月だった。バブル経済の最盛期である1990年台前半や、海運バブルの2007年前後には、年間200台程度の主機関を製造したこともあった。現在は年間で50台ほどの主機関を製造。2009年に完成した播磨工場は岸壁を持ち、完成した大型の主機関も分解せずに船に積み込み、造船会社に出荷できるようになった。

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