(動画)神戸ポートタワー2年ぶりライトアップ ゆかりのミュージシャンが演奏



【神戸経済ニュース】神戸市の外郭団体である神戸ウォーターフロント開発機構(KWD)は21日、およそ2年3カ月ぶりに神戸ポートタワー(神戸市中央区)のライトアップを再開した。同社は再開を記念して神戸ゆかりのミュージシャンがライブ演奏するイベントを、神戸ポートタワーに隣接する開催。抽選で選ばれた50人の一般観客が神戸ポートタワーが点灯する瞬間をライブ演奏とともに楽しんだ。(動画)

 神戸ポートタワーの所有者である神戸市の長谷川憲孝港湾局長はあいさつし、建設から60年が経過した神戸ポートタワーは今回のリニューアル工事で耐震性を強化したほか、赤い色をより鮮やかに塗り直したうえで、LEDの照明でさまざまな色にライトアップできるようにしたと紹介。さらに屋上に展望台を新設したのが「今回の目玉」と説明した。ポートタワーには「これからも、まだまだ神戸の街を見守っていただけると思う」と語った。

 ライブ演奏はジャズ演奏のVARIT. JazzUnderground、シンガー・ソングライターの今村モータースとONCE(ワンス)が登場。演奏の合間にはポートタワーの思い出や、好きな神戸の風景について、司会の藤原岬さんとともに語った。点灯の時刻である午後5時半には、10秒前から参加者でカウントダウンしてライトアップの再点灯を見届けた。点灯の瞬間にはハーバーランドの大観覧車に「おかえり神戸ポートタワー! もうすぐリニューアルオープン!」とメッセージを表示した。

 午後6時にはメリケンパークで29日まで開催しているライトショー「メヤメヤ2023」の演出に合わせて、ポートタワーのライトアップ再開を記念した花火を打ち上げ、神戸港のシンボルの復活を祝った。神戸港のリニューアル工事は今後も内装工事を進め、営業再開は2024年春を予定する。工事用のカバーを解体して以降、夜間は工事用の簡易照明でライトアップしていたが、KWDは外装が完成と照明器具の設置を終えたことで再開を決めた。

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