「西のゴールデンルート」で西日本の10首長ら会合 神戸市長も出席

【神戸経済ニュース】神戸市は28日、2025年に開催する国際博覧会(大阪・関西万博)に訪れる外国人観光客を西日本に呼び込む「西のゴールデンルート」の取り組みに向けた「準備会」を22日に開催したと発表した。テレビ会議システムを通じて西日本から九州にかけての10首長や、観光地経営組織(DMO)などが参加して、新たな「ゴールデンルート」の設定に向けて意見などを述べた。

 神戸市の久元喜造市長も発言し、観光誘客に向けて幅広い自治体が連携し、統一的な動きが始まったことに謝意を示したほか、富士山や東京・浅草の江戸情緒とは違った「西日本にも魅力的な観光資源がたくさんあるということを、一緒になって発信していきたい」などと語ったという。

 「ゴールデンルート」は訪日外国人観光客が関西国際空港から入国し、大阪、京都を観光した後、東海道新幹線から富士山を眺めたうえで、東京で浅草や渋谷などに立ち寄り、成田国際空港から帰国するのが典型的な日本の観光ルートになったとして、観光業界などから広がった用語だ。ただ訪日も2回目以降という観光客も増えており、従来のゴールデンルートとは異なるルートに商機があるとみて、西日本への観光誘客を積極化する。

 9月に連携を目指す11市(神戸市、岡山県、広島県、下関市、北九州市、武雄市、長崎市、別府市、熊本市、宮崎市、鹿児島市)が福岡市の高島宗一郎市長の呼びかけに応じて「西のゴールデルートアライアンス」を構成。その後、九州4県やDMOなどが追加参加。さらに今回、姫路市と高松市が新たに賛同して、22日の会議にも各市長が参加した。

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