レトロ駅舎の阪神住吉駅、バリアフリー化で改札口新設 26年春ごろ完成へ

 20230803阪神住吉計画

【神戸経済ニュース】阪急阪神ホールディングス(9042)傘下の阪神電気鉄道は、住吉駅(神戸市東灘区)のバリアフリー化を目的に改札口を増設すると発表した。現在の出入り口とは別にプラットホーム中央(神戸三宮方面)にエレベーターを設置し、地上に新設する改札口と結ぶ(図=阪神電気鉄道提供)。車いすやベビーカーを利用する乗客も、安全にホームに上がりやすくなる。2025年度末(26年春)ごろの完成をめざす。

 23年度から詳しい設計に入り、24年度以降の着工を予定する。阪神本線(大阪梅田〜神戸三宮)の駅では、エレベーターやスロープの設置といったバリアフリーに対応していないのは、住吉駅だけになっていた。新たな改札口にはバリアフリーに対応した、多機能トイレも新設する計画だ。

 阪神によると、住吉駅がほぼ現在の姿になったのは1929年(昭和4年)という。高架に沿って設けた階段には大きな丸い窓があるのが特徴だ。レトロな雰囲気から映画やCMの撮影などにも使われる。最近では菅田将暉さんと原田美枝子さんが主演した、22年秋公開の映画「百花」の一部で同駅を使って撮影。今回の対応ではレトロな駅舎に手を加えることなく、新たに改札口を開設することでバリアフリー化を進める。

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