「ひとえに多数の観客をという気持ち」 喜楽館の伊藤支配人・プロ野球ウイークで

20230605プロ野球ウイーク

【神戸経済ニュース】兵庫県内で唯一の上方落語の定席である神戸新開地・喜楽館(神戸市兵庫区)では19〜25日に、プロ野球ファンの落語家が毎日出演する「プロ野球応援ウイーク」を開催する。中入り後のトークコーナーで司会を務め、今年度から喜楽館の支配人でもあるABCテレビの伊藤史隆アナウンサー(写真左)は、これまでもプロ野球応援ウイークに出演してきたが、「今回は明確に気持ちが違う。ひとえに、たくさんのお客さんに来ていただきたいという気持ち」と5月16日に開いた制作発表会で話していた。

 トークでは19日に阪神ファンで有名な月亭八方さんが、巨人ファンの桂三若さんと「対戦」。21日には阪神ファンの桂文華さんとソフトバンクファンの笑福亭生寿さんによる「交流戦」も控える。最終日の25日は月亭八方さんと桂吉弥さんの2人の阪神ファンがそろう。トークの司会は伊藤アナと、同局の芦沢誠アナウンサーが交代で務める。ロビーにはABCラジオの解説陣の写真とともに、クイズを掲載したポスターを展示。来場者から回答を受け付け、正解者の抽選でABCラジオから賞品を出す予定だ。

 喜楽館の「プロ野球応援ウイーク」は、朝日放送グループホールディングス(9405)傘下の朝日放送ラジオ(ABCラジオ)が協力して開催。今回で5回目になる。落語ファンとプロ野球ファンの両方が楽しめる内容をめざして始まった。伊藤アナは「実況から試合の情景を想像するラジオを通じてのプロ野球ファンと、落語ファンは通じるものがあるのでは」という。

 制作発表会に同席したオリックスファンの笑福亭松喬さん(写真右)は、支配人とアナウンサーの「二刀流」になった伊藤アナについて「喜楽館は泥舟の船長になりかねないので『やめとけ』と言ったのだけど、ぜんぶ大谷(翔平選手)が悪いと思う」と、笑いを誘いながらも支配人の重責を気づかった。

 喜楽館では12〜18日に、三味線を演奏しながら漫談する話芸「おんな道楽」の内海英華さん、落語家の桂あやめさん、タレント・ものまねのめぐまりこさんによる音曲漫才ユニット「オジョウサンズ」が出演する。所属事務所や本芸が異なる3人。寄席の出番として1週間を通じて出演するのは初めてとあって、話題になりそうだ(動画)。


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