(動画)神戸新開地・喜楽館が4周年 「メリケンさん」登場、あの像の親せき?



【神戸経済ニュース】兵庫県内で唯一の上方落語の定席である神戸新開地・喜楽館(神戸市兵庫区)は11日、開館から4周年を迎えた。これに合わせて新たなキャラクター「メリケンさん」の像を設置し、像の除幕式も同日開催した(動画)。喜楽館の近隣が出身地の落語家、桂あやめさんが、大阪・通天閣などで有名な「ビリケン」をヒントに描いた原画をもとに立体化した。寄席のキャラクターだけに、最大の特徴は「ヒザが笑うこと」だ。

 「思った以上にかわいい」と桂あやめさん。ビリケンは手が短くて届かない足の裏を掻(か)いてやると喜んで、福を授けてくれるそうだ。メリケンさんは座布団の上に座っているので、ヒザに触れて笑わせると笑顔で願い事をかなえてくれるといいな、という話になっている。実際、ヒザにセンサーが仕込んであり、触ると笑い声が出る。製作費は神戸市兵庫区まちづくり課が負担した。

 とがった頭の髪型はロックンローラー風。マリンブルーの着物に、イカリの紋、赤い帯はポートタワーを意識した。「ビリケンさんの親せき」だそうだ。兵庫区内の松尾稲荷神社には日本最古のビリケン像もあり、兵庫区はビリケンゆかりの地。桂あやめさんは「ビリケンさん」の商標権を持つ繊維商社の田村駒(大阪市中央区)にもあいさつに行き、「まあ仲良うやりまひょ、言うてもらいました」と話す。

 4周年の記念興行は17日まで。上方落語の大看板が相次いで出演する豪華な番組だ。午後2時開演の昼席で3000円。これまで新型コロナウイルス感染症対策で88席を満席としていたが、11日からは最前列だけ空席にして195席を満席にする。式典では高四代館長と、上方落語協会の桂米團治副会長があいさつしたほか、ちんどん通信社の演奏で式典を盛り上げた。

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