ノエビアHDの10〜3月期、純利益10%減 前年同期に退職給付制度改定益

20230511ノエビアHD

【神戸経済ニュース】化粧品を製造販売するノエビアホールディングス(4928)が10日に発表した2022年10月〜23年3月の連結決算は、純利益が前年同期比10%減の26億円になった。前年同期に9億6100万円の退職給付制度改定益を特別利益として計上した反動があらわれる。本業の収益は堅調だったが、上期の伸びだけでは吸収できなかった。

 売上高は2%増の308億円、営業利益は10%増の57億円だった。ドラッグストアなどで販売するセルフ化粧品では「なめらか本舗」シリーズ、対面販売するカウンセリング化粧品では高級美容液「フックラセラム」など、引き続きスキンケアが好調だった。新型コロウイルスの影響が後退し、外出の機会が増えたのを受けてメイクアップ系の化粧品が回復に向かった。

 23年9月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比1%増の77億円、売上高は1%増の616億円を見込む。通期予想に対する3月までの売上高の進捗率は50.2%になった。

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