和田興産、今期一転の税引き益3%増に上方修正 増配幅も拡大・販売好調で

20221216和田興産

【神戸経済ニュース】マンション開発の和田興産(8931)は16日、2023年2月期の単独税引き利益が前期比3%増の24億円になりそうだと発表した。従来予想である14%減の20億円から上方修正し、一転の増益見通しになった。マンション販売が好調で発売から完売までの期間が想定よりも短くなったため、その分の販管費が抑えられた。

 営業利益は11%増の43億円を見込む。従来予想である5%減の37億円から引き上げた。128戸と規模が大きく都心部にも近い「ワコーレザ・旧居留地レジデンスタワー」(神戸市中央区)の引き渡しが10月にあり、今期の収益に寄与するという。他の物件も総じて販売が好調だった。一方で売上高は1%増の420億円になる見通しを据え置いた。

 税引き利益の上振れを受けて、期末配当金を前年同期比3円増の25円にする。従来予定は前期据え置きの22円だった。年間配当金は前期比7円増配の47円(うち中間22円)になる。2期連続の増配。

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