「身近な技術と最先端の両面を感じるイベントでありたい」 078KOBE閉幕

20221127実行委員長

【神戸経済ニュース】神戸市中央区の神戸国際展示場3号館で開催したクロスメディアイベント「078KOBE」(主催・078実行委員会)は27日午後、2日間の会期を終えて閉幕した。クロージング・セッション(閉会式)で藤井信忠・共同実行委員長(神戸大教授、写真左)は、「身近な生活の中に、どう技術が入ってくるのか、それと最先端がどこまでいくのか、その両面を感じ取れることができるイベントでありたい」と述べ、さまざまな階層で未来を先取りできるイベントとして継続したい意向を強調した。

 同じく福岡壮治・共同実行委員長(神戸電子専門学校長、写真右)は「新しい未来を希求していくシチズン(市民)のモーメント(回転する力)、ムーブメント(運動)の符号としての『078』」と強調。「神戸のための神戸のイベントではなく」、神戸から「未来」を国内外に発信するイベントだと改めて強調した。

 ただ今回については新型コロナウイルスの影響などを勘案し、実際の展示やステージを設営して開催すると決め、会場の確保に動いたのは8月に入ってからだった。出展者の募集期間などを勘案すると、全体のテーマなどをじっくり練る時間はほぼゼロだったといえる。ハック(神戸市灘区)によるプログラミング体験や、兵庫県警によるパトカー・白バイの展示もあって家族連れや子供の来場者が想定を上回ったが、藤井氏は「来年はもう少し大人の方が来ていただけるような仕掛けをプラスしていきたい」と話していた。

 加えて福岡氏は「ミュージック部門は(078KOBEの)初年度2017年に、みなとのもり公園(神戸市中央区)で開催したフェスを規模で超えられた年はないので、なんとか勢いを引き戻してアップデートさせたい」という。「短い準備期間の間に、これだけの出展者が集まったのは本当にありがたい」(藤井氏)とする一方で、次回以降に「街を挙げてのイベント」として開催することへの決意を新たにしていた。2日間で1000人程度が会場を訪れた。

(神戸経済ニュースは「078KOBE」のメディアパートナーです)

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