MORESCOが3日続落 3〜5月期の営業減益を嫌気、朝方荒い値動きも

20191231神戸株ワッペン

終値 1154円 −46円(-3.83%)

【神戸経済ニュース】14日の東京株式市場ではMORESCO(5018)が3日続落した。取引開始直後は取引開始前に実施した自社株買いを巡り思惑も出て荒っぽい値動きになったが、売買が一巡すると徐々に下げ幅を拡大する展開。この日の安値圏で引けた。前日大引け後に2022年3〜5月期の連結決算を発表。通期では増益を見込んでいた営業利益が、前年同期比61%減の2億100万円と大幅な減益になったのを嫌気した売りが膨らんだ。

 特殊潤滑油など化学品を製造販売する。主力の自動車向け製品群が健闘したほか、国内外でホットメルト接着剤が伸びた。値上げと数量増の両面から売上高は6%増の70億円。ただナフサ価格など原材料価格の上昇に、値上げが追い付かなかったのが3〜5月期の営業減益に表れた。ただ同社は23年2月期通期の業績予想を据え置いた。値上げの浸透が見込まれるうえ、足元で原油価格の上昇が一服したことなどから業績予想修正を見送ったという。

▽関連記事
関連記事

広告

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

広告

神戸経済ニュース twitter

広告

神戸経済ニュースについて

神戸経済ニュース

Author:神戸経済ニュース
「神戸を知ると世界が分かる」を合い言葉に、神戸の景気・企業・金融・経済政策などにまつわる話題を随時お伝えします。すべての記事がオリジナルです。

詳しくはこちら。

広告