神戸市、飲食店メニューの多言語化を支援 デザイン選べる自動翻訳サイト

20220621メニュー

【神戸経済ニュース】神戸市は政府が外国人観光客の受け入れを再開したのを受けて、飲食店による外国人の接客を支援する。まず自動翻訳によるメニュー(献立表)の多言語化ツールや、接客支援ツールをまとめたホームページ「おもてなしKOBE」の提供を始めた。翻訳支援だけでなく、各国の食文化や食習慣、食に対するタブーもわかるようにした。(写真はイメージ=神戸市提供)

 メニューの作成支援ツールは、日本語のメニューと写真を登録することで、10言語に対応した外国語メニューを無料で作ることができる。色や文字の書体など35種類のデザインと、写真の有無など23種類のレイアウトを選ぶことができる。対応する言語は英語、中国語(繁体字・簡体字)、スペイン語、インドネシア語、韓国語、フランス語、ドイツ語、タイ語、ベトナム語だ。神戸市内の飲食店が対象で、利用には営業許可番号の登録が必要だ。

 加えて食物アレルギーや宗教への配慮を示す「食品ピクトグラム(絵文字)」、言語別に簡単な接客用語をまとめた「コミュニケーションシート」、国・宗教別の食習慣や食に対するタブーをまとめた「外国人おもてなし」、お店で実施している新型コロナウイルス対策をPRできる「ポスター作成ツール」がダウンロードできる。これらの利用登録は不要とした。

 このほか7月1日から2023年3月31日まで、神戸市内に宿泊する訪日外国人のグループ旅行に助成金も支給する。支給額は10人以上のグループには5万円、20人以上のグループには10万円。国内外の旅行会社を中心とした旅行の取り扱い事業者や主催者から申請を受け付ける。現時点では日本を訪れることができる観光客の人数は限られるが、神戸市や観光地経営組織(DMO)の神戸観光局は円滑な受け入れに向けて準備を進め、神戸を訪れる外国人観光客の増加をめざす。

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