フェリシモ、今期純利益50%減に 宣伝広告の強化やシステム更新で

20220407フェリシモ

【神戸経済ニュース】カタログ通販大手のフェリシモ(3396)は7日、2023年2月期の連結純利益が前期比50%減の8億1900万円になりそうだと発表した。増収を見込むが、顧客基盤の拡大を目的に広告宣伝を強化することで費用が増える。ネット通販の強化をにらんだシステム更新も実施する予定であるのも影響する見通し。営業利益も前期比30%減の9億1600万円を見込む。

 売上高は1%増の341億円になる見通し。主力の「定期便」事業で、顧客数の増加と客単価の上昇の両面を想定する。品ぞろえの強化による幅広い需要の取り込みと、話題の商品を増やして知名度向上をめざす。加えてフェリシモの通販事業をプラットフォーム(共通基盤)として活用する企業向けの事業を拡大し、サブスクリプション(定額販売)を支援する「EIZOKU(エイゾク)」も本格稼働させたい考えだ。

 年間配当金は、前期据え置きの15円(中間なし)を予定する。

 同時に発表した22年3月期の連結決算は、純利益が前の期比29%増の16億円だった。円安進行を受けて為替予約に関連して発生した利益を営業外収益に計上したほか、繰延税金資産の計上が寄与した。売上高は1%増の337億円、営業利益は13%減の13億円になった。

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