MORESCO、浙江省海寧市に中国子会社 特殊潤滑用の生産拠点集約を見越す

【神戸経済ニュース】特殊潤滑油など化学品を製造販売するMORESCO(5018)は14日、中国の浙江省海寧市に子会社を設立することを決めたと発表した。MORESCOが全額出資する。新会社は3月にも設立し、上海市と江蘇省無錫市にある特殊潤滑油の生産拠点の移転・集約を見越して工場用地などを取得する。MORESCOが中国に設立する現地法人は5社目。

 特殊潤滑油の生産拠点がある上海市も無錫市も、両市の都市化による市街地の拡大で、MORESCOの生産拠点である工場周辺にも商業地が広がりつつあり、将来も引き続き工業用地として利用できるか見通しにくくなってきた。このため上海市の中心部から約100キロメートル離れ、浙江省の省都である杭州に隣接して交通が便利な海寧市に、新たに工場用地を取得する。

 特殊潤滑油の生産拠点を海寧の新会社に順次集約することで、生産能力や生産効率を向上させる。さらに中国子会社の管理部門を新会社が統括して業務を効率化。加えて中国での研究・開発(R&D)体制も強化して、環境負荷が低い製品開発などにつなげたい考えだ。22年2月期の連結業績への影響は軽微としている。

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