神戸製鋼、溶接材料を値上げ 4月から10〜15%程度・半年ぶり

【神戸経済ニュース】神戸製鋼所(5406)は14日、金属を溶接するのに使う溶接材料を値上げすると発表した。アルミ用溶剤を含む全品種(ステンレス鋼用は除く)の価格を4月1日納入分から10%程度(アルミニウム用溶剤は15%)引き上げる。神戸製鋼が溶接材料の値上げを発表するのは半年ぶり。昨年5月に、ステンレス・アルミ系除く全品種の値上げを実施。昨年10月にはアルミ、裏当て材を除く全品種で値上げを実施していた。

 昨年5月と10月の値上げを実施した後に、さらに溶接材料の主原料である鉄鋼製品や配合溶剤の価格上昇がおさまらなかった。さらに副資材や物流コストも一段と上昇。アルミ用溶接材料については電力価格の上昇も、コスト高の要因になっている。材料や資材の安定調達のためには供給元の値上げを受け入れざるを得ず、これに伴うコスト高の価格転嫁が不可欠と判断した。

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