ノーリツ、ベトナム・家電メーカーを持ち分法適用に 東南アジアに販路拡大

 ガス給湯器大手のノーリツ(5943)は16日、かねて協議してきたベトナムの大手浄水器・家電メーカーである「カンガルー・インターナショナル・ジョイント・ベンチャー・カンパニー」(ハノイ市)の株式44%の取得を同日完了したと発表した。カンガルー社はノーリツの持ち分法適用会社になった。株式の取得額は明らかにしていない。

 今回の株式取得で、これまでノーリツであつかっていなかった浄水器や電気温水器、厨房機器、冷蔵庫などの品ぞろえを追加できる。さらにカンガルー社の販路や生産拠点を活用し、ノーリツの東南アジア各国への進出、事業拡大をめざす。

 今回の株式取得による2021年12月の連結業績予想の修正はない。カンガルー社の収益は連結業績予想に織り込んでいなかったが、影響が軽微であるためという。同社は20年2月に、カンガルー社の株式を取得すると発表していた。

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