楽天グループ、ワクチン接種「神戸モデル」を全国展開 1日3万回の接種めざす

20210619ノエスタ接種会場

 楽天グループ(4755)と傘下の楽天メディカルジャパンは18日、神戸市や神戸大などと産官学連携で運営する新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場「ノエビアスタジアム神戸」(神戸市兵庫区、写真)の運営で確立したノウハウを「神戸モデル」と位置付け、全国展開する方針を発表した。神戸モデルから、はん用性が高いガイドライン・マニュアルを作成し、21日に接種を開始する楽天グループ本社の職場接種会場(東京都世田谷区)の運営に活用。神戸以外の地域でも大規模接種会場の運営を模索し、合計で1日に3万回以上の接種をめざす。

 ワクチン接種会場は市町村が開設する決まりになっており、ノエビアスタジアム神戸は神戸市が会場の設置者だ。ただ会場の運営は楽天グループや、スタジアムの指定管理者でサッカーチームの運営会社でもある楽天ヴィッセル神戸などが参画。神戸大や慈恵医大(東京都港区)などから医療従事者も参加し、産官学連携で大規模な運営が実現した。接種初日の5月31日は1000回程度の接種を実施したが、6月17日は2420回を実施。最終的には1日あたり7000回以上の接種能力をめざす。

 神戸モデルでは、産官学連携の体制を構築するのと同時に、最少の人数で安全かつ迅速に摂取できる運営方式を組み立てた。受け付けから接種まで、移動時間を除いて4分以内に短縮。衝立をはさんだ2つのブースに交互に入って接種することで、接種を担当する医師や看護師のアイドリング(待機)も削減した。医師が接種会場に直接出向かなくても業務に加われる「オンライン予診」も国内で初めて導入。規模に加えて高効率の会場運営によって、接種回数の向上をめざす枠組みだ。

 一方で神戸モデルについては、旅行予約サイト「楽天トラベル」を通じて観光地の自治体や温泉組合といった観光関連団体などからの問い合わせが増えているという。すでに要望があった自治体や観光関連団体、企業など約30団体には神戸モデルのガイドライン・マニュアルを提供することを決めた。引き続き「楽天トラベル」を通じた観光団体などの支援を継続する。安全性の高い環境で、迅速に接種を進めることで、楽天グループとしても経済活動の本格的な再開に向けて寄与したい考えだ。

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