住友ゴム、今期純利益2.2倍に上方修正 海上運賃など想定を下回る見込みに

20230515住友ゴム

【神戸経済ニュース】タイヤ大手の住友ゴム工業(5110)は15日、2023年12月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比2.2倍の210億円になりそうだと発表した。従来予想の180億円から上方修正した。新型コロナウイルスによる物流混乱で急上昇した海上運賃が、混乱の解消で想定以上に下落した。原油や天然ゴムなどの価格も一段と下落し、原材料コストの想定より減少する見通しになった。

 売上高に相当する売上収益は6%増の1兆1600億円、営業利益は2.3倍の345億円を見込む。従来予想は1兆2000億円、300億円だった。売上収益の下方修正は、足元で半導体不足による自動車メーカーの減産基調が想定よりも長引いているため。年間のタイヤ販売は1億1226万本(9880億円)、の見通しと、従来予想の1億1710万本(1兆225億円)に見直した。

 同時に発表した2023年1〜3月期の連結決算は、純利益が前年同期比66%減の40億円だった。海外市販タイヤ不採算品の販売取りやめなどで前年を目立って下回った。スポーツは北米、韓国のゴルフを中心に伸び売上収益、償却前の本業の利益である事業利益は過去最高だった。同社全体の売上収益は前年同期比10%増の2767億円、営業利益は45%減の77億円だった。

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