バンドー化学が急伸、値上がり率19位 英NAVFが株主提案で思惑

20191231神戸株ワッペン

終値 1251円 +123円(+10.90%)

【神戸経済ニュース】15日の東京株式市場ではバンドー化学(5195)が急伸。後場中ごろすぎに一時は前日比141円高の1269円まで上昇した。同社は同日の午後2時に、英投資ファンドの「ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンド」(NAVF)による株主提案に反対するとの意見を発表した。これまでにNAVFの株主提案をきっかけに、株主への利益配分を大幅に増やした銘柄もあり、今後の大幅増配などの思惑を呼んだ。

 NAVFが求めたのは、譲渡制限付き株式報酬制度に報酬限度額を設定することに加え、約440万株の自社株買いと、社外取締役を過半数にすることの3点だ。一方でバンドーは同日、役員向け譲渡制限付き株式報酬制度の一部改定と、配当性向を従来の40%から50%に引き上げることを発表した。市場では「今後も株主への利益配分を強化することへの期待が高まる可能性が残る」との見方も出ていた。

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