住友ゴム、RPA全社展開で専門部署 事務作業を効率化

20170829住友ゴム本社

 住友ゴム工業は18日、4月1日付で定型業務を自動化するRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を全社で導入するための専門部署「RPA推進室」を新設すると発表した。人事総務部傘下に設置する。これまで経営企画部と経理部など管理部門の一部で試験導入してきたが、全社展開して事務作業を効率化。これまで作業に取られていた時間を活用して仕事の幅を広げたり、残業時間の短縮などにつなげる。(写真は神戸市中央区の住友ゴム本社=資料)

 RPAはソフトウエア型のロボットで、オフィスのパソコン向けなどで普及しつつある。これまで人手を投入してきた会計処理や契約書の作成といった定型作業を自動でこなす。住友ゴムでは試験導入で効果が顕著だった部署もあり、営業部門や製造部門などでもRPAを利用したいとの声が強まったという。新部署ではRPAの導入支援に加え、どういった使い方がより効果を発揮するか、といった試験導入の経験をふまえたアドバイスなども担当する。

 市場調査会社の矢野経済研究所(東京都中野区)によると、RPAの市場は2018年度に418億円と前年度比2.3倍に拡大する見込み。16〜17年には試験導入後にいったん導入を見送る企業などもあったというが、日本語化や導入後のサポート体制が充実したことなどをきっかけに導入が増えているという。22年には市場規模が800億円を超すと予想している。

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