神栄株が急落 今期一転の最終赤字見通し、今期2度目の下方修正

20180823神戸株アイコン

 31日の東京株式市場では神栄(3004)が急落。終値は前日比111円(12.40%)安の784円だった。大引け間際に780円まで下落する場面もあった。東証1部の値下がり率ランキングで5位。午後2時に2019年3月期の業績予想を下方修正し、連結最終損益が3億5000万円の赤字(前期は1億5800万円の黒字)になる見通しだと発表したのをきっかけに売りが殺到した。今期2度目の下方修正で、従来予想である5000万円の黒字から一転の赤字見通しとあって、失望感が広がった。

 19年3月末に予定していた30円の配当も取りやめ、14年3月期以来5期ぶりの無配。3月期末にかけて配当の権利取りをねらった買いも期待できなくなったとの指摘があった。同社株の昨年来安値は昨年12月25日に付け712円。当面はこの水準を下値のメドとして、押し目買いなどが入るかが焦点との声も聞かれた。

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