神栄、今期一転の最終赤字3億5000万円 食品で採算悪化、5期ぶり無配に

20190131神栄決算グラフ

 神栄は31日、2019年3月期の連結最終損益が3億5000万円の赤字(前期は1億5800万円の黒字)になりそうだと発表した。従来予想である5000万円の黒字から下方修正。一転して3期ぶりの最終赤字になる見込みだ。収益に占める割合が大きい食品分野で、水産品の価格上昇などを受けて採算が悪化している。さらに年末年始に急速に円高が進んだことで、為替差損を計上する見込みになったことなども逆風だ。

 売上高は前期比2%減の425億円、営業利益は75%減の2億円になる見通しだ。従来予想は435億円、4億円だった。食品の原価高に加え、繊維分野では秋冬物アパレルの販売が暖冬の影響などで不振という。さらに物資分野では、1〜3月に計画していた防災関連分野の大口案件や、受注獲得をめざした建設機械の成約が、顧客の都合で来期にずれ込む見通しになった。

 期末に30円を予定していた配当も取りやめ、14年3月期以来5期ぶりの無配にする。

 同時に発表した18年4〜12月期の連結決算は、最終損益が1億8200万円の赤字(前年同期は3億1700万円の黒字)だった。繊維、食品の減益に加え、ホコリセンサーの受注が大きく落ち込んだ電子も減益。さらにフイルムコンデンサーの取引に関する米国での訴訟費用などを特別損失に計上したのが響いた。売上高は2%減の327億円、営業利益は85%減の1億2300万円になった。

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